過去ログ - 超古代勇機ロト
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 17:19:46.16 ID:cFKtRG+n0

数で勝るキングダム軍と技術力で勝るサタン軍の戦いは一進一退の攻防を強いられた。
両者の戦いは1年が過ぎ、10年が過ぎ、そして今50年が過ぎようとしている。




6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 17:20:42.46 ID:cFKtRG+n0

ユリウス暦1169。依然として拮抗状態を保つ戦線に小さな動きがあった。
キングダム領第7生活区域、レーベという小さな街で新たなオーパーツが発見されたのだ。




7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 17:23:41.80 ID:cFKtRG+n0



*  *  *

以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 17:25:43.46 ID:cFKtRG+n0
「ほら、これがお前の鍵だ。遅刻してきた分しっかり働けよ」

「はい、すみません」

投げられた作業用ロボットの鍵を受け取り、視線を右に向ける。
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 17:28:50.84 ID:cFKtRG+n0

SROT-107ワーカー。民間用にデチューンされた、元軍事用ロボットだ。
やや型番は古いが今もなお現役で使われている辺り、デザインはともかく実用性は高い。

「しかしまぁ長年使われてるだけあって、中はちょっと汚れてるな」
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 17:33:11.47 ID:cFKtRG+n0

早速コクピット内に入るとシステムを起動させ、軽く点検をする。
計器類、センサーカメラ、操縦桿の反応などなど。慣れた手付きだ。

やはり自分は依然、ロボットの整備職でもやっていたのかもしれない。
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 17:34:36.58 ID:cFKtRG+n0

「こちら、えーと、4番機。点検完了しました」

『了解。それではオーパーツの発掘作業に合流してください』

以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 17:36:48.10 ID:cFKtRG+n0

アンカーがしっかり固定されているのを確認して、急斜面を滑るように降りていく。
お椀のようにえぐられた地面の中心部で、他のロボットたちが作業をしているのが見えた。

「こちら4号機、コウ=シュージン。臨時派遣の作業員です。……すみません、遅刻してしまって」
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 17:43:47.64 ID:cFKtRG+n0

『こちら2号機だ。おう、なんだ思ってたより若ぇな』

意外そうな声を上げた男は一度作業を止めると、映像回線も使用して通信してきた。
モニターに映し出された狭いコクピット内では、火の点いていない煙草を咥えた男がへらへらと笑っている。
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/01/05(土) 17:49:44.48 ID:cFKtRG+n0

『こちら1号機。発掘作業自体はもう間もなく終わる。……報告書ものだな』

次に聞こえてきたのは、くつくつという笑い声。こちらも映像回線に切り替える。
映っている男性は30代前半くらいだろうか。神経質そうなインテリ系の男である。
以下略



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