過去ログ - 京介「俺の名前はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア」
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◆IeC1kQL7FfR0
2013/01/08(火) 10:25:25.89 ID:sn2daRKSO
その時俺は、閃光を見た気がした。
右脇を影が通過する。
その影は瞬時に加奈子の背後に移動し──
「ぶへっ!!」
あ、これはやばい。
俺が現状を認識した時には、既に加奈子はローテーブルに叩き付けられており、その亡骸の傍らに笑顔で佇むあやせちゃんが、酷く恐ろしく思えた。思えただけだ。
俺は何か間違った認識をしているだろうか? いや、何処も間違いはないはず。
「ごめんなさい。直ぐにこのゴミは片付けておきますから」
舌をペロッと出しながら、自分の頭をコツンと叩くあやせちゃん。
その『ゴミ』は何だったのだろうか。ああ……、俺は関知していない。何も見なかったんだ……!
これが現実なんだよ、加奈子。だが、お前の犠牲は無駄ではなかった。
「オイコラ、加奈子をゴミ扱いすんなヨ!」
「あっ、ごめ〜ん。まだ生きてたんだぁ」
両手を叩いて「あっ」と気づいた様子のあやせちゃん。加奈子、大人しく戦線を退いていればよかったものを、お前はアレだ。至るところが玉城にそっくりだ。
そしてあやせちゃんは完全に、桐乃>>>加奈子といった感じで、加奈子に対して少し(?)厳しい。多分、神楽耶に近い。代表例はゼロ>>>スザクだな。
そう考えると桐乃はどうなるのだろうか。ううむ……シャーリーか? 違うな、頭髪的に類似しているだけか。カレン? ……いや、待てよ──
「仲良くするのはいいことだけど、女の子同士で暴れるのはダメよ?」
背後を振り返ると、新垣夫人がドア口に立っていた。紅茶とお茶請けを手にしている。先ほどの玄関でも気づいたが、気配を感じさせない身のこなし。相当の達人に違いない。
さっさっ。無音の足運びで部屋に割って入ると、カップが乗った花柄のトレーをテーブルに置く。そして、やおらあやせちゃんの耳に口を寄せた。
「──────、」
「……っ、もうお母さん!」
新垣夫人はあやせちゃんをからかったのだろう。夫人のアレは悪巧みをした顔だ。あやせちゃんが恥ずかしそうに頬を染めている様は、至極愛嬌があった。
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