過去ログ - 京介「俺の名前はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア」
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22:ツン ◆IeC1kQL7FfR0
2013/01/08(火) 10:29:07.47 ID:sn2daRKSO
そんなこんなで、少女たちの勉強会がスタートした。俺は専ら加奈子に付いて教えている。
桐乃は優秀なので、全く手が掛からない。しかし兄としては何か頼って欲しい気もするが。

「ねえ、桐乃。ここの問題って──」

あやせちゃんはそこそこだ。成績は中の上くらいだと聞いている。彼女は真面目なので、自力で解ける範囲は完璧にこなせるレベルだ。

「きょーすけぇー。疲れたからちょいマッサージでもしてくんね?」

開始早々ぐだる加奈子。お洒落な(しかし子供っぽい)服が捲れ上がり、臍まで見えてしまっている。その汚ならしい格好を眺めていると、言い様のない気分になる。……やれやれ。

「加奈子。女の子がそんな醜態を他人に晒すな。──ほら、マッサージしてやるから、うつ伏せになれ」

「うひっ。頼むぜ」

気持ち悪い声を出すと、加奈子はうつ伏せになる。近場から、ハドロン砲を向けられたようなプレッシャーを感じる。これも気のせいだろう。まるで「ぶるあぁぁぁ。ルッルーシュぅぅぅ」の男みたいじゃないか。

加奈子の小さな背中に両手を添え、強すぎない力で揉み解してやる。桐乃とあやせちゃんと違って、加奈子の背格好は小さめだ。
これほどまでに華奢だと、なんだか懐かしさが込み上げて来るな。俺が加奈子にやたら寛容なのは、おそらくこのせい。最期にマッサージくらいしてあげたかった、……ナナリー!

「うへへ……きひっ。あんっ、きょうすけぇ〜〜〜」

艶やかな嬌声を上げながら、腰をくねくねさせている。気持ちいいだろう! 心地よいだろう! ふっ……俺にかかればマッサージなど、蜃気楼の操縦に比べれば児戯に等しいのだよ! ふはははは。

「ちょっと、京介。アンタ何ニヤついてんの? ロリコンきもっ!」

突如背後から放たれたハドロン重砲。
ロ、リコン? キモイ?
桐乃が俺にキモイダッテ?何処で教育方針を違えた? 咲世子か! やはり咲世子が必要なのか!?

桐乃が俺に罵声を浴びせるのは、友達同士の集まりの場だけ。その大体が加奈子が俺に絡んでいる時だ。
だがこれだけは言っておかなければなるまい。

「ふははは──! 違うな。間違っているぞ、桐乃。俺はロリコンではない。シスコンだ!」



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