過去ログ - イチローが学園都市にやってくるようです -再試合-
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112: ◆I045Kc4ns6
2013/01/18(金) 22:56:56.12 ID:xUrhGNcJ0

「一学年の白井黒子と申しますの。どうぞよろしくお願い致しますの」

少し頭を下げて簡単な自己紹介を済ませ、黒子は壇上にいる人間に目を向ける。
距離にして凡そ二十メートル。
これから行うことに関して何ら問題のない距離だった。

「鈴木先生のお言葉、大変痛み入りましたの。とてもとても素晴らしい講演でございました」

抑揚を持たせ若干大げさに話し始める。
自分で質問の時間が終わりとなるならば、ある意味総まとめ的な立場であり、必然的に注目も集まる。
ざわついていた会場が水を打ったように静まった。

「特に最後の言葉は、この学園都市で過ごす私たちの胸にいつまでも残るであろう印象深い言葉でしたわ!」

その場にいた多くの人間が小さく頷いた。
ありがちな言葉であるかもしれないが、努力の積み重ねというものはどの場面でも大切なのだと再認識したのは間違いない。
発言する人物が有名なら更に説得力は増すだろう。

「鈴木先生の言葉を参考に、より一層勉学に励みコツコツと自分を高めていきたいと思いますの!」

パチパチと小さく疎らながらも拍手が漏れる。
かなり短いながらも、ツボを抑えた感想は共感を得るのに適していたようである。
イチローはニヤリとして、応答した。




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