過去ログ - イチローが学園都市にやってくるようです -再試合-
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102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/17(木) 03:14:11.00 ID:NX4Ji9kAO
来てたんですね
また伝説を聞かせて下さい


103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/17(木) 03:33:12.59 ID:KtyJCopr0
このペースで行くと来月あたりには前の続きが見れるかもしれないな
もう一度こうやって振り返る感じで読むのも好きだけど


104: ◆I045Kc4ns6
2013/01/18(金) 22:49:50.39 ID:xUrhGNcJ0

イチローが話すことは至ってシンプルだった。
聞こえの良いように言えば、王道。
単純にまとめてしまえば、ありきたり。
自分の好きなことがあるのなら、それに一生懸命取り組もう。
以下略



105: ◆I045Kc4ns6
2013/01/18(金) 22:50:19.48 ID:xUrhGNcJ0

常盤台中学ではイチロー以外にも、学者や権威などが訪れ、講演を行うことがあった。
世界的に注目されている場所なのだから、そう珍しい事では無い。
その都度多くの生徒達は愚痴を漏らす。
「皆、話すことは同じ」とか「また放課後が潰れてしまった」とか。
以下略



106: ◆I045Kc4ns6
2013/01/18(金) 22:51:46.82 ID:xUrhGNcJ0

学校側から求められた講演時間の終わりまでもう少し。
まとめに入る頃合いである。
一息ついて前を向いた。

以下略



107: ◆I045Kc4ns6
2013/01/18(金) 22:52:23.64 ID:xUrhGNcJ0

一歩下がり、大きく一礼をした。
反響したマイクの音が呑み込まれていく。
静まり返った会場のどこからか、パチリと音が聞こえた。
パチリ、またパチリ。それがどんどん繋がって、入場したときよりも盛大な拍手が会場を埋め尽くしていった。
以下略



108: ◆I045Kc4ns6
2013/01/18(金) 22:53:11.46 ID:xUrhGNcJ0

「御坂さんちょっと待って!次は質問の時間なの。御坂さんはその次よ!」

人が折角気持ちに整理をつけて臨もうとしたのを遮ったのは進行とはまた別の先生だった。
そういえばそんな段取りだったような。うっかりしていた。
以下略



109: ◆I045Kc4ns6
2013/01/18(金) 22:54:07.02 ID:xUrhGNcJ0

「イチロー選手、ありがとうございました。では皆さん、質問があるようでしたら……」

いつの間にかその質問の時間になっていた。
パッと顔を上げて全体を見る。
以下略



110: ◆I045Kc4ns6
2013/01/18(金) 22:54:33.48 ID:xUrhGNcJ0

数時間前のことを思い出す。
彼女は何かを履き違え、御坂に感想文を読ませまいというありがた迷惑極まりない行為をしようと企んでいた。
この時間が終わると御坂は壇上に昇るから、仕掛けるならこの時がベストになるのだろう。
彼女を指名してはならない。御坂の本能のどこかがそう告げる。
以下略



111: ◆I045Kc4ns6
2013/01/18(金) 22:55:20.60 ID:xUrhGNcJ0

ゆっくりと立ち上がった黒子の元へマイクを持った係員が駆け寄る。
その際少しだけ私の方を見た、気がする。
とても楽しそうな顔をしていた。
端から見れば、著名人に質問をするチャンスを得た喜び、答えてくれる嬉しさ等の感情が入り混じった顔だと思うだろう。
以下略



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