過去ログ - イチローが学園都市にやってくるようです -再試合-
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42: ◆I045Kc4ns6
2013/01/09(水) 22:36:48.52 ID:jblOWGwS0
てすてす


43: ◆I045Kc4ns6
2013/01/09(水) 22:37:31.83 ID:jblOWGwS0

朝というには少し早くて、夜というには語弊があるような時間帯。
総人口の八割が学生であるこの街で、今活動している者は中々いない。大半が就寝中のはずだ。
仮にいるとしたら、それは日々研究に没頭している者、闇に生きるもの。はたまた闇に葬られていく者。
そして部屋で黙々とトレーニングをするこの男、イチローくらいだ。
以下略



44: ◆I045Kc4ns6
2013/01/09(水) 22:38:15.41 ID:jblOWGwS0

というより、昨日のことはどのように処理されているのか。
どんなに謙遜しても自分は有名人なのだ。
だからもう大々的に知られているのかもしれないし、全く違うのかもしれない。
やはり佐天さんと共にその場に残っていれば良かったか。
以下略



45: ◆I045Kc4ns6
2013/01/09(水) 22:39:08.21 ID:jblOWGwS0

講演自体は午後からだが、早いうちから来てほしいと常盤台の方から頼まれていた。
多分学校の紹介などをしてくれるのだろう。
加えてこの街の仕組みや能力についても教えてくれるのかもしれない。
それはこちらとしても非常にありがたいことだ。
以下略



46: ◆I045Kc4ns6
2013/01/09(水) 22:40:26.81 ID:jblOWGwS0

時計に目を向けると、世間一般では朝食を摂取している時間になっていることに気が付いた。
ようやく自分の空腹を意識し、食事を取ることを考える。
指定された時間まではまだ余裕があるし、パンの一つでも食べておいた方が良い。

以下略



47: ◆I045Kc4ns6
2013/01/09(水) 22:41:30.27 ID:jblOWGwS0

「あー……うー……はぁ……」

気分が乗らない。体調が悪いわけじゃない。
御坂美琴は学校の机に突っ伏していた。
以下略



48: ◆I045Kc4ns6
2013/01/09(水) 22:43:07.12 ID:jblOWGwS0

ここ一週間の夜、毛布を被り考えていた。
自分が知らなかっただけで、相手は超有名人である。
学園都市規模で考えれば自らの知名度を自負しているつもりだった。
しかし彼は世界規模で有名なのだ。
以下略



49: ◆I045Kc4ns6
2013/01/09(水) 22:43:55.07 ID:jblOWGwS0

時間が進み授業が始まっても、案の定先生の言っていることはあんまり耳に入ってこない。
せめて気分だけはどうにかしたくて、ただひたすらに蒼い空を見つめる。
でも今の心の中はどんよりとした曇り空。
このままではあれだけ練習した演奏さえままならないだろう。
以下略



50: ◆I045Kc4ns6
2013/01/09(水) 22:44:46.94 ID:jblOWGwS0

予想外の痛みに悶絶している学園都市の電撃姫。その原因となった存在は一体何なのか。彼女の見たものとは。
答えは簡単である。

「この常盤台に講演に来る男の来校風景」
以下略



51: ◆I045Kc4ns6
2013/01/09(水) 22:45:37.81 ID:jblOWGwS0

「我が常盤台中学へお越しいただき、誠に感謝いたしします鈴木先生」

ちょっとした優雅な空の旅を終え、目的地から少し離れた場所に着地した。
徒歩で校門と思わしき場所へ向かった彼を出迎えたのは、タイトなスーツに身を包み、
以下略



52: ◆I045Kc4ns6
2013/01/09(水) 22:46:22.56 ID:jblOWGwS0

「では学び舎の方を案内させていただきます。鈴木先生、どうぞこちらへ」

いよいよ乗り込むということで、胸が高鳴り続けている。
ただその前に、一つだけ言っておきたいことがあった。
以下略



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