過去ログ - 承太郎「聖杯戦争?なんのことだ…?わからないな」〜ジョジョの奇妙な聖杯戦争〜
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30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/10(木) 00:11:50.77 ID:/6GaIuiT0
〜エーデルフェルトの館〜

承太郎「本当のところはどうだったんだ?あそこは」

バゼット「あの二人の前では話せませんでしたが…事態は深刻ですね」

承太郎「どういうことだ?」

バゼット「結論から言うと、キャスターはこの地の霊脈を使って魔力を集めている。そして、あそこはちょうど霊脈の上だった」

承太郎「幸運にも美綴達の住むマンションは霊脈から外れていた、というわけか」

バゼット「ええ。陣地は柳洞寺を中心とした円形ではなかった。だから、遠く離れた新都でも効果の及ぶ場所とそうでない場所がある」

承太郎「なるほど。深刻というのは?」

バゼット「今はあの程度の魔力収集量で済んでいますが、戦況が進むにつれてさらに増える可能性が高い、ということです」

承太郎「…なんだと?」

バゼット「今は露見を恐れて収集量を抑えていますが、いざとなれば遠慮はしないでしょう。たとえ、住人が死のうとも」

バゼット「…霊脈を押さえたキャスターにはそれができる」

承太郎「事態が変わった。もう悠長に調べているヒマはねえ。今夜行くぜ」

バゼット「しかし…一つ懸念がある」

承太郎「なんだ?」

バゼット「山門のサーヴァントはあなたと同じ近接戦闘タイプ。承太郎なら対処できるでしょう。しかし、キャスターは遠距離タイプ」

承太郎「それがどうした?」

バゼット「キャスターはあなたと距離を取って魔術で攻撃するでしょう。蓄積量を考えると魔力切れを狙うこともできない」

承太郎「バゼット。俺の戦いでは事前に相手の射程距離がわかっている方が珍しかったぜ」

バゼット「!」

承太郎「ヤツが遠距離型とわかっているだけで十分だ。もうキャスターの野郎を見過ごすことはできん」

バゼット「…わかりました。行きましょう」

バゼット(この決断力と精神力…私はここまでの信念を持って戦っていただろうか…)


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