過去ログ - ほむら「ラムダ・ドライバ?」
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152: ◆Upzc6141AI[saga]
2013/01/16(水) 07:58:27.16 ID:AAMce13IO
その時、目前まで迫った口に見覚えのあるリボンが巻かれる。

マミのリボンだ。

そして、もう一つ声が聞こえる

「おおー!見える見える!流石テッサお手製の「妖精の目」だぜ!」

自分は幻聴でも聞いて、幻覚でも見ているのだろうか。

だが、次の瞬間それは現実だと悟る。

「はあああああああああああ!!!!!」

マミの叫び声。
咆哮と言った方が似合うかもしれない怒号と共に、お菓子の魔女は弾き飛ばされた。


弾き飛ばされた魔女を76mm狙撃砲の弾丸が襲う。
この大口径はAS規格の物だ。

まさか、と思いほむらが振り返るとそこには。

ECSを解除したM9ガーンズバックが姿を現した。
半透明なのは、ECS解除直後だからだろうか。

ASごと結界に侵入出来るとは思わなかったほむらは絶句する。

「ウルズ11!ぼさっとするな!あいつの弱点は!?」

M9の外部スピーカーからクルツの声が響いた。
真剣な声が、いつものクルツとは別人のようだと感じるが、きっと本来はこちらなのだろう。

魔女は起き上がり、再び突進しようと構える。

「おそらくは、太長い部分よ!
根元の人形は多分フェイク!」

素早い突進。
手痛い打撃を与えてきたM9を脅威だと認識したのか、そちらに向かった。

間一髪のところでクルツは回避機動をとることに成功する。

「危ねえ!なんだこいつは!」

クルツの反応が遅れたのは、魔女が本来は見えないものだからだろう。

M9に搭載された、ラムダ・ドライバを視認する為の装置「妖精の目」を使用して強引に認識しているのだから、無理もない。

おそらくは、アルが言っていた「魔法とラムダ・ドライバが限りなく近い反応」を実証している為に、「妖精の目」で魔法の存在である魔女が見えているのだ。


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