181: ◆Upzc6141AI[saga]
2013/01/19(土) 00:19:28.59 ID:7yky7XNIO
屋上への階段
いくら病院が大きいとはいえ、5人でエレベーターはキツかった。
ましてや一人は車椅子なのだから。
結局宗介とほむらは階段で登る事にした。
病室から屋上までは、さほどの高低差は無い為、階段でも苦しくはないだろう。
もっとも、ほむらも階段で来た訳は、宗介に聞きたい事があったからだが。
「まどかがテッサさんと話している事って、貴方は知っているのね」
「あぁ、おそらくはこの任務に関係してもくるだろう」
ほむらが重々しく口を開いた。
宗介もそれについて答える。
あまり、ウィスパードについて口外するべきではないとは分かっているが、ほむらになら教えても問題は無いはずだ。
「以前にラムダ・ドライバなどのブラックテクノロジーについては説明したな。
それに関係しているかもしれない」
「ささやき声、だったかしら。
それとまどかが、どう関係するの?」
当然の疑問だ。
今までもまどかにはそんな声は聞こえていなかった。
イレギュラーな時間だからこそ、何があるかわからないのはほむらも理解はしていた。
「二週間ほど前から、テッサにまた聞こえるようになったそうだが、その内容が」
そこで、一度言葉を区切る。
やはり言わない方が良かっただろうか。
「鹿目まどかを助けてくれ、と」
重々しく、そう言った。
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