184: ◆Upzc6141AI[saga]
2013/01/19(土) 00:22:23.99 ID:7yky7XNIO
何処かのタワー
「なーんだ、どいつもこいつも、チョロそうじゃん。マミの奴もさ」
赤髪の少女と、緑髪の少女はタワーの頂上階の展望スペースにいた。
赤髪の少女ーーーー佐倉杏子ーーーーは望遠鏡から目を離しながら言った。
マミの名前が出て来た事から察するに、病院の屋上を観察していたのだろうか。
緑髪の幼い少女ーーーー千歳ゆまーーーーはずっと杏子の服の裾を掴んでいる。
実のところ、二人とも魔法少女として契約をしている。
ゆまはつい先日までは一般人だったのだが、契約してしまった。
その原因が自分にもある負い目として、杏子はゆまと一緒にいるのだ。
そうでなければ、昔の姿はどうであれ今は現実主義者の杏子は子供を連れて狩りは行わないだろう。
その事もあって、杏子はグリーフシードが足らなくなってきている。
もともと狩場にしていあ風見野は魔女の数が少ないのだ。
そして、隣町の見滝原は急激な都市開発などで住民に差が生まれ、魔女のターゲットになるような人が多い。
その為に、魔女の数が圧倒的に多いのだ。
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