2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/01/10(木) 00:30:20.40 ID:OAq42GrIO
「任務、ですか」
宗介は読んでいる雑誌から目を離し、顔をあげた。
「はい、サガラさん。
以前の様に日本で、護衛の任務です」
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2013/01/10(木) 00:31:30.72 ID:OAq42GrIO
メリダ島での決戦から半年。
宗介は所属のない軍隊「ミスリル」での活動は以前程ではないが続けていた。
レーバテイン。
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/01/10(木) 00:32:30.92 ID:OAq42GrIO
「それでも、「ささやき声」が聞こえなくなったなら意味はないはずです」
そして、ウィスパード。
ある特定のタイミングで生まれた人々がもつ力で、頭の中で突然ささやき声が聞こえるようになるのだ。
そのささやき声は所謂ブラックテクノロジーについてなどが多く、このトゥアハー・デ・ダナンもそのささやき声によって作られた部分も多い。
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2013/01/10(木) 00:33:27.90 ID:OAq42GrIO
「それが、、、一週間ほど前からまた聞こえるようになったんです」
声のトーンが暗くなった様に宗介は感じた。
「それでも、以前のようなブラックテクノロジーについてではありません。
今回の任務は、そのささやき声に言われているんです」
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/01/10(木) 00:34:37.26 ID:OAq42GrIO
見滝原中学校門前
またこのパターンか、と内心で宗介はげっそりしていた。
護衛対象は女子中学生、宗介はその生徒と同じ中学に転校して護衛をしろ、とのことだった。
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/01/10(木) 00:35:53.88 ID:OAq42GrIO
朝のホームルーム。
(結局ほとんどの武器は没収されてしまった)
陣代高校に転校した時にもあったように、宗介はどうも手荷物検査のタイミングが悪いのだと思った。
その時、教室から声が聞こえた。
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/01/10(木) 00:37:51.09 ID:OAq42GrIO
どこか、間の抜けた声が宗介の中で神楽坂教諭を思い出させた。
宗介は無言で教室内に入る。
「じゃあ、自己紹介いってみましょう!」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/01/10(木) 00:39:15.88 ID:OAq42GrIO
「読書と釣りです。
読書は特にAS関連のものを購読しています。
日本のASファンも大変興味深い内容で、、、」
教室から、あぁやっぱりか、というような声が聞こえた気がして、宗介はまたやってしまった、と考える
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/01/10(木) 00:40:20.77 ID:OAq42GrIO
この男は何者なのだろうか。
暁美ほむらは今までの時間の中で一度たりとも会ったことのない、謎の転校生に警戒していた。
第一、手荷物検査実施など、繰り返した時間の中でこの学校がしていた試しがない。
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/01/10(木) 00:41:43.02 ID:OAq42GrIO
時間は少し戻って、手荷物検査実施場。
ほむらはこの手荷物検査に戸惑っていた。
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/01/10(木) 00:42:53.69 ID:OAq42GrIO
(間違いない、アレは本物、、、!)
都合上で銃器を使う羽目になっているほむらは、その数々の危険性を熟知していた。
その男も、没収されたら危険だと分かっているのか、弁明をしている。
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