209: ◆Upzc6141AI[saga]
2013/01/22(火) 00:32:24.85 ID:Ke7F7FlIO
学校、屋上
「暁美、マズイ事になった」
宗介は小声でほむらにだけ伝える。
「廃工場での大型ASが3機、ここに向かっているらしい。
恐らくその他のASも潜伏している可能性がある。
テレパシーで魔法少女にだけ伝えてくれ」
ほむらは表情を変えずに頷く。
(ここにいる魔法少女に伝えるわ。
まどか、キリカには言わないで頂戴。
この間の大型ASその他がここに向かっているわ。
二人をそれとなく避難させて、私たちはそれに備えるわ)
これで、マミさやか杏子には伝えられた筈だ。
ベヘモスを知らない杏子には後からマミにでも説明してもらおう。
放送が鳴り響く。
『3年◯組の呉キリカさん。3年◯組の呉キリカさん。
一般用昇降口に弁当を届けてくれた美国織莉子さんと、千鳥かなめさんがいらっしゃいました。
至急、一般用昇降口に来て下さい』
ピンポンパンポーン。と軽い音と共に放送は途切れた。
平和な学校だ。
だが、ここにいる魔法少女と宗介はここが戦場になるかもしれない、と焦っていた。
「織莉子……来てくれたんだ…」
キリカは今の放送を聞いてニヤニヤしている。
「もう片方は俺の知り合いだ。
すまないが俺も降りるぞ」
あたりを見ると、まだ食事中だ。
まどかに知られずに校舎内に入れるのは難しいかもしれない。
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