過去ログ - ほむら「ラムダ・ドライバ?」
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268: ◆Upzc6141AI[saga]
2013/02/04(月) 00:40:17.17 ID:ixkX4qjIO
戦士達の休息?


トゥアハー・デ・ダナン 艦長室


「やあ、久しぶりだね、テレサ」

艦長室にはテッサしか居なかった筈だ。
そうなると、声の主は一匹しか思いつかない。

「あら、海に捨てられたのにまた来るとは思いませんでした」

悪びれる様子もなくテッサは返す。

「全く、ここ最近は驚かされる事が多いよ。
君にしてもそうだ。
いきなり海に投げ捨てるなんて、訳がわからないよ」

キュゥべえは相変わらず無表情だ。

「貴方の目的を知ってしまいましたからね。
私はわかってて人を利用するだけして捨てるようなのは嫌いなんですよ」

少しだけ目を細めて睨みつける。
いけない、感情のない相手にムキになっては思う壷だ。

「僕達にはわからない考えだなぁ、それは」

感情がないのだから、余計に煽られているようで腹が立つ。
テッサは怒鳴りたい気持ちを抑えて聞き返した。

「それで、そんな事を聞きに来たんじゃないんでしょう?」

苛立ちを隠しながらも話を早く終わらせようとする。

「人間はこういった無駄な会話が好きだと聞いたけど、違ったみたいだね」

あくまでテッサのペースには乗ろうとしない。

「話すなら早くしてください。
そうしなければまた、海に捨てますよ?」

「それは困るね。
それで、聞きたかった事なんだけど、ここ18年程度で君たちの技術がおかしなくらいに上がってきている。
アーム・スレイブもそうだ。
特に君たちが所有するあの彼が乗っている機体。魔女を圧倒するなんてどうかしてるよ」

あくまで無表情。
そして、一定のペースで告げる。

「貴方に話す義務はないですね」

テッサはもとより、何を聞かれても答えるつもりはなかった。

「僕達は興味があるんだ。
ラムダ・ドライバと言ったかな。
感情をエネルギーにする僕達ですらあんな技術は所有していない。
明らかに人間のテクノロジーとは思えないんだ」

ブラックテクノロジーなのだ。
現在で存在していない筈のテクノロジーだから、人間のテクノロジーに思えないのは当然だろう。

「それは誇らしいですね。でも教えませんよ?
むしろ、こっちも聞きたい事があるんです」

今度はテッサが質問する。

「なんだい?」

「先日の学校襲撃。
情報をリークしたのは、貴方でしょう?インキュベーターさん」

テッサは核心に迫る。



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