306: ◆Upzc6141AI[sage saga]
2013/02/14(木) 01:40:50.28 ID:4S4ynx9IO
ファーストフード店前
「やっぱり、織莉子の読み通りだったみたいだな」
杏子はポツリと呟いた。
店の外からほむら一行は店内のさやかの姿を確認する。
「あちらの薄い緑髪の方は?」
「友達で私たちのクラスメイトの
仁美ちゃんだよ」
まどかは織莉子の質問にすぐ答えた。
「ふもふも、ふもふふもふもっふ!」
横ではボン太くんほむらが何かを必死で訴えている。
「それにしても、ほむらは何でそれを着てきたんだ?」
思わず杏子は聞いてしまった。
「ふも!ふもふもっふふもふも!」
そして何かを訴える。
「暁美…お前ならテレパシーでも使ったらどうだ?」
宗介は提案する。
会話を成立させるためのヘッドセットはほむらの家に忘れてしまった為に、素で話されると誰もほむらの言葉を理解できない。
「ふもっふ!」
(そうね、こうした方が楽だわ)
ただし、このテレパシーは魔法少女ではない者には聞こえないのが難点となる。
結局のところ、通訳が必要になってしまった。
「それで、何でそれを着てるんだ?」
先ほどは有耶無耶になってしまったからか、杏子はもう一度聞く。
「ふもっふ、ふも、ふもふもっふ!」
「いやだからテレパシー使えって」
(ほら、私って不器用じゃない?あんな繊細な娘の相手を素でできるわけないじゃない)
ほむらは開き直って説明をした。
「暁美はなんと?」
「シラフじゃ繊細な恋する女の子を励ませない…多分こんな感じ」
が聞くとキリカが意訳して伝えた。
「む、目標Bが店から出るぞ。全員一旦隠れろ」
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