362: ◆Upzc6141AI[ saga]
2013/03/02(土) 00:51:03.67 ID:oUzn7LqhO
そのまま先のキリカと同じように飛び出そうとするが、誰かとぶつかった。
「どうした、キョーコ?そんなに焦って」
「あ、マオさんにクルツさんか。
例のワルプルギスだけど、明日に来るかもしれないんだ。
それをマミとさやか、それと、キリカとかなめにも伝えないと…」
「わかった、わかったからとりあえず落ち着いてくれキョーコちゃん」
クルツに言われてようやく気が付く。
自分でも柄に無いほど焦っていた事に。
「焦りは度し難いミスを生むぞ」
その二人の後ろから更にもう一人。
クルーゾーだ。
「それは中佐の受け売りでしょ?」
「そうだ」
焦りに焦っていた杏子とは打って変わって余裕そうに言葉を交わす三人。
「んじゃ、マミちゃんの所は俺が伝えてくるわ」
「サヤカにはあたしとベンで行ってくるよ」
ならば杏子とゆまの選択肢は一つ。
かなめとキリカは同じ場所に居るはずだ。
「じゃあ、あたしらはキリカとかなめだな」
四人とも目的地を決めると足早に解散する。
全員の居る場所は大体目星がついていた。
マミは両親の墓に、さやかはきっと恭介の元にでも居るのだろう。
「じゃ、行ってくる!」
そうと決まればすぐさまに行動するのは杏子の癖のようなものだ。
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