416: ◆Upzc6141AI[saga]
2013/03/21(木) 01:15:47.15 ID:/LOoZryqO
それから時間が過ぎて
平穏を取り戻した彼女たちは、各々のあるべき姿として再び日常を謳歌していた。
巴さんは、一人暮らしと辛い環境でも学校生活を楽しんでいる。
三年生って都合から、会える時間は限られているみたいだけど、本人は楽しそうにしていて何よりだわ。
次にさやか。
彼女も少し前と同じ…契約する以前と同じ様にしている。
唯一変化があったのは、仁美と上條くんの三角関係。
魔法少女としていた時は死活問題だったけれど、今は青春の一ページ、と言った所かしら。
全員の中でも意外な選択をとったのが、杏子。
自分の居場所がない、そう宣言して向かった所は<ミスリル>の訓練キャンプ。
勿論、宗介やクルツさん、マオさんにクルーゾーさんからも反対をされたわ。
「若いんだから人生を無駄にするな」って。
それでも彼女は聞かなかったから、とりあえずは訓練キャンプで適性調査をする事になったの。
この年代にしては経験も豊富だったし、魔法少女の活動で戦闘もこなせていたのだから、チャンスはもしかしたらあるかもしれないわね。
次にキリカさん。
元々は引きこもり気味だったけれど、今はあのテンションのまま学校に再び通うようになったみたい。
学年が同じ巴さんとは上手くやっているようね。
性格もあってなのか、後輩の女子に良くモテるみたいで、噂だとファンクラブが存在しているとか。
次に織莉子さん。
彼女だけは学校が違うけれど、彼女もまた通い始めたよう。
今は父の無実を晴らす為に色々奮闘しているらしいわ。
それと広大過ぎる家に、元の貯蓄もあった事、それと何だかんだで人望があったからか身内の方にも養ってもらえているみたいだから、ゆまちゃんと一緒に生活をしている。
これは生活環境から杏子に責任を押し付けられたような面があったから。
ゆまちゃんは前述の通り美国家の一員となって日々生活の最中。
幼いながらも苦労をしそうではあるわ。
SRTのメンバーは、あの後は少しだけ見滝原に滞在した後は全員に別れを告げて去って行った。
杏子は必死になってそれについて去ってしまった。
最後にクルーゾーさんの言っていた、
「押し出す場面にあの台詞とは……分かっているな、暁美」
とは何だったのだろうか。
その事は正直無我夢中であまり記憶になかったりする。
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