過去ログ - 隅っこで流れて小ネタを書いてみる
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/05/10(金) 01:52:45.74 ID:M5I1M1kn0
「全く君は勝手だね」

彼は悲しげな表情に呆れた笑いを含ませた。

「言えてる」

そんないつも通りを見て笑う。っともうそろそろ――そう思い懐からソレを取り出す。

「……これを持って行ってくれ」

ガラスに碧い玉が入ったペンダント、昔彼がくれたもの。

「どうして?」

「ここに魔王の力を封印した。君の魔力で作ったモノだから、君の力で抑えることができる。
 そのままだと僕が死んだら、彼らにわたってしまうからね。だから君も気をつけて。
 この力を奪われないように、そうしないと世界はいつまでも――」

「わかった……じゃあ、僕からも」

そう言って彼はボクの手からペンダントを取る代わりに彼の首にかけていたモノを握らせてきた。

「これは?」

なるほど、彼も同じ気持ちだったのだろう。

――それは不死鳥を模ったペンダント昔ボクが彼に送ったもの。

さて、その意味は何だろう


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