過去ログ - 隅っこで流れて小ネタを書いてみる
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/05/10(金) 01:55:02.28 ID:M5I1M1kn0
「貸してあげる。……だから、絶対返してよね。僕もこれをその時に返すから」

「……」

「フフ。わかったよ。約束だ」

彼はどこまでも彼だった。だからいいのだけれどね。

自分の体が消えていくのが見える。時間だ。

「もう時間が無い。あとはよろしく頼んだよ」


名前を呼んで力強くうなずく彼を見上げる。そして意識が遠くなる。彼の持つペンダントへボクの残った魔王の力が吸収される。

「君の願いは必ず叶える。――だから、待っていて」


最後に彼の声を聞いて、意識は完全に白にのまれた。


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