過去ログ - 姫「ゆ、勇者様っ」勇者「人違いさ」
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2013/01/11(金) 00:18:24.29 ID:DSSXaBrlo
銃口がこちらを向く。 
 銃弾を避けるのに必要なのは俊敏さではなく、基本に忠実かつ洗練された戦闘技術だ。 
 例えば、躰の何処を狙っているか、などというのはこの際関係ない。 
  
 この得物を扱うということは、そういうことだ。 
  
 ある人間はこれを盾と呼び、またとある人間は剣と呼ぶ。 
 それはどちらも正しく、またどちらも間違いだ。 
  
 剣が進歩したモノではないし、盾が進化したわけでもない。 
  
 これは云わば、壁だ。
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/11(金) 00:26:01.33 ID:DSSXaBrlo
 剣と呼ぶには鈍で、盾と呼ぶには攻撃的だ。 
  
 どちらつかずの中途半端、というわけではなく、そもそもそれらとは一線を画する。 
  
 まるで柄のついた壁だ。 
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/11(金) 00:31:03.97 ID:3xtD1BkWo
 うぉーるぶりんがー 
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/11(金) 00:36:40.97 ID:DSSXaBrlo
 ウォールブリンガーを放り投げた。 
  
 彼我の距離は直線にしておよそ十メートル弱。その中腹に突き刺さる。 
  
 砂埃を舞い上げ、地面を抉るようにそびえたつその壁は、ピストルの射線を断つと同時に、僕の姿を覆い隠す。 
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/11(金) 00:42:35.14 ID:DSSXaBrlo
 ウォールブリンガーを中心として、敵は弧を描くように回り込んでくる。 
  
 その動きに合わせて、僕も同じく、間合いをとる。 
  
 敵の攻撃を、ウォールブリンガーという絶対的な遮蔽物が阻害し、制限する。 
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/11(金) 00:48:49.80 ID:3xtD1BkWo
 敵〜5m〜うぉーるぶりんがー〜5m〜自分 
  
 いきなりの接敵 
  
 10mの距離を描写を省略するほどの高速で接敵できるとかうぉーるぶりんがーいらなくない? 
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/11(金) 00:54:12.82 ID:DSSXaBrlo
 僕はウォールブリンガーを蹴って飛び上がる。 
 意表を突く動きに、敵の反応が一瞬遅れる。 
  
 空中で前転し、遠心力を乗せた蹴りを叩き込む。 
 敵はそれをサーベルで受けたが、体制を崩した。 
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/11(金) 00:58:33.71 ID:DSSXaBrlo
 >>6 
 作者なら煽らないと思った? 
 頭悪いなら黙っててね 
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/11(金) 00:59:08.93 ID:3xtD1BkWo
 >>8 
 がんばれ うぉーるぶりんがー 
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/11(金) 01:03:32.16 ID:DSSXaBrlo
 僕の得物のリーチは、普通の近接武器とはくらべものにならないほど長い。 
 間合いをとるには、もはや間に合わないということだ。 
  
 足が浮いた。 
 地面からウォールブリンガーを抜き放って、一撃。 
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