過去ログ - 御坂「あんたなんて」食蜂「大嫌いよぉ」
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103:>>1[saga]
2013/01/12(土) 01:15:50.29 ID:DfwHrfDAO
〜10〜

全員「!?」

そして聖ジョージ大聖堂を根幹から揺るがすかのような地鳴りが渦巻き、地響きが逆巻く。その震源地は

建宮「地下で何が起こってるのよな!?しっかりしろ五和!!」

オルソラ「シェリーさん!私の肩に掴まるのでこざいますよ!」

終結を迎えた地上部隊が集結せし御堂より繋がる地下墓地。そこで建宮が五和を、オルソラがシェリーを

五和「ぷ、女教皇(プリエステス)様がまだ地下で戦って……」

シェリー「あの“悪魔”、最初からこれが狙いだったのか……」

それぞれ背負い、肩を貸し、ガラガラと音を立てて崩れ行く御堂から連れ出さんとする。更にそこへ――

アニェーゼ「シスター・アンジェレネ!寝てたら死にますよ!」

アンジェレネ「し、シスター・アニェーゼ!?何故ここに?!」

昏睡状態から戦線復帰したアニェーゼが蓮の杖と共にアンジェレネを回収し、御堂より脱出に成功する。
だが旗色は良くない。食蜂の謀略により破られた結界の補修と御坂の暴力により破られた人員の救出……
怪我人の手まで借りねばならず、援軍に割ける戦力さえ足りないと建宮が歯噛みした、まさにその時――

建宮「!?」

『地獄』へ通じる竪穴から轟ッッッッッ!と光の柱が突き立ち、倒壊寸前であった大聖堂の天井画が――
吹き飛ばされて炎となり、焼き尽くされて灰となり、舞い散って羽となり、夜明け前の空へと昇り行く。
『竜王の殺息(ドラゴンブレス)』。十万三千冊の魔導書を束ね上げ折り重ね研ぎ澄ませた必殺の一撃。
その光景に全員が『地獄の門』から雲霞が如く溢れ出した『在らざるモノ』の軍勢を薙ぎ払いし聖女……
『地獄降下』で封印に成功するも、長き眠りに就く事を余儀無くされた『彼女』の目覚めを感じ取った。

建宮「“父よ彼等をお許し下さい。何故なら彼等は何をしているのかわからないのです”」

五和「“アーメン、貴方に言います。貴方は今日、私と共に楽園にいます”」

アニェーゼ「“そこに貴方の母が、貴方の子がいます”」

アンジェレネ「“我が神、我が神、何故私を見捨てられたのですか”」

シェリー「“私は渇いている”」

オルソラ「“終わった”」

全員「“父よ、私の霊を貴方の手に任せます”」

近付く終わりの時。

建宮「今から我等が戴く新たなる“最大主教”救出へ向かう!」

最終決戦が始まる。




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