過去ログ - 御坂「あんたなんて」食蜂「大嫌いよぉ」
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7:>>1[saga]
2013/01/11(金) 23:11:37.75 ID:bpYk7R6AO
〜2〜

食蜂「何とか撒けたみたいねぇ☆みぃーさぁーかぁーさぁーん」

御坂「あんたのそのコスプレが最初からこうなる事を見越してたみたいでゾッとしないわ。って言うか」

英国人「………………」

御坂「通りすがりの人洗脳して足に使うだなんて、あんた良心とか痛まないの?両親が見たら泣くわよ」

食蜂「なら車から降りればぁ?この話から下りてもらっても私は良心も痛まなければ腹も痛まないしぃ」

御坂「………………」

食蜂「飛行機でも言ったけどぉ、貴女、これから上条さんのいるイギリス清教に殴り込みに行くのよぉ」

御坂「ええ」

食蜂「さっきも私が入国審査官の心を読んだり警備隊の心を操ったりしなかったら入国拒否だったわぁ」

御坂「わかってるわよ、感謝してる。わかったわよ、注意する」

学園都市よりイギリスに渡った上条を遅れる事一ヶ月、婚后航空所有の超音速旅客機で追い掛けた先。
あわや入国拒否を食らいかけた所を食蜂の機転によって乗り切り、ヒースローエクスプレスを避け……
今は洗脳した『首筋に鍼灸痕』のある白人男性が運転する車の後部座席に二人は並んで揺られている。

食蜂「殊勝ねぇ☆それにしても手回し早くて吃驚しちゃったぁ」

御坂「……本当に驚いた。もう公共交通機関は使えないかもね」

食蜂「アハハハぁ、まるで犯罪者ねぇ☆それだけ上条さんがイギリス清教では希少価値力ある存在でぇ」

御坂「………………」

食蜂「同時に向こうにもそれだけの公権力があるって事ねぇ♪」

ウィンドウに流れ落ちる雨露を指先で追い掛ける御坂の左隣で地図を手繰る食蜂が入国審査官の心を読んだ所――
御坂の顔写真は既に空港関係者のみならずタクシーやリムジンバスといった交通機関にまで配られているらしい。

食蜂「とりあえず、予め取っておいたホテルはもう諦めなさい。とっくに手が回ってるだろうからねぇ」

御坂「……うん」

前途多難だと御坂はシートに背を凭れ頬杖をつきながらフライトアテンダント姿の食蜂から目を切った。
敵に回せば手に負えず、味方につければ始末に負えないその能力の有用性そのものから目を切るように。

時は数時間前に遡る――




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