過去ログ - エルフ「……そ〜っ」 男「こらっ!」 2
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吟遊詩人
[saga]
2013/01/17(木) 04:04:01.33 ID:9OKMV3+o0
遺跡研究者「ええ、構いませんよ。私たちが主に研究している遺跡にはかつてこの世界で過ごしてきた先人たちが残してきた様々な歴史や文化の証が存在しています。
その中には現在から見ると到底信じられないような内容もあるんです」
男「例えば?」
遺跡研究者「そうですね〜。あまり声を大にして公にはできないのですが、とある遺跡に残されていた記録によれば、かつての時代では人とエルフが共存して日々の暮らしをより良いものとしていたと存在したりしています。
それから現在の知識では理解できないような魔法体系や技術など様々な記録が残されていますね。それらを発見して研究、解読して場合によっては再現可能にするのが我々遺跡研究者の仕事ですよ。
最も、支援者がでないとロクに給金も出ないような仕事ですので、この仕事に携わるのは殆どが根っからの変人ばかりですがね」
自嘲も交えながら楽しそうに話す遺跡研究者の話をどちらかといえば彼に近い気質を持った男は楽しそうに聞いていた。遺跡研究者が本当に好きでこの仕事に携わっているのを感じているのもそうだが、彼の話す内容に興味を惹かれたからだ。
そう、それはかつてこの世界でエルフと人が共存していたということ。今現在ではそのようなことは想像もつかないが現に男とエルフは立場上は主と奴隷ではあるが実際のところ仲良く共存しているといっても過言ではない。ならばもしかしたらこの先の未来、かつてのようにエルフと人が互いの立場を認め合い共生できる可能性もあるかもしれないと思うと心が踊った。
そして、その可能性を実際に目にできるかと思うとこの依頼を引き受けたのは失敗ではなかったとも彼は思ったのだ。
遺跡研究者「さて、そろそろ今現在私たちが調査している遺跡に到着しますよ」
遺跡研究者の言う通り、それから間もなくして彼らの前の光景が開けたものにある。広大な森の中、ポツリと佇む巨大な建造物。おそらくは数百年ほど前に作られたと思われるそれは静かに大地に根を下ろし佇んでいる。
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