過去ログ - 東方仮面変身祭―――さぁ、ショータイムだ―――
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11: ◆bdznns9h.Moa[saga]
2013/01/14(月) 00:31:23.81 ID:9ofMag+A0



慧音「もしもし…………分かりました。すぐ行きます!すみません妹紅、少し出ます!」

妹紅「え?、それってもしかして」

(;0W0)「ゲーテザン?」


言うやいなやすぐさま外に出ると車庫に向かいシャッターを持ち上げる。光が入り中を照らすと中には白と青のカラーリングに
赤色灯のついた大型のバイクがあった。バイクには片方のハンドルが無く、慧音はそこに懐から取り出した特殊警防型のハンドルを
差込みバイクにまたがってエンジンを掛ける

そして慧音は一枚のカードを取り出す



慧音「ライダーカード!」



慧音の声に答えるかのようにカードは輝き慧音の手から離れる。宙に浮いたカードは幾つものカードに増殖し、慧音の体に張り付いていく
張り付いたカードは次第にその形を変え慧音の体を包む。そして光が弾け飛ぶと慧音の体は頭部を残して全て装甲に覆われていた

そして、宙に残った一枚のカードは仮面へと形を変えて慧音の手元に戻ってくる

仮面で顔の前面を覆うと後頭部まで包まれ、上白沢慧音の姿は完全に無くなった



ライダーカード



それは一年前、それは幻想郷の様々な人物が聞いたあの”声”のあとにいつの間にか持っていたもの

それが何であるかは次第に理解出来た。”声”は自分達に仮面ライダーと呼ばれるものになってもらうと言っていた。つまりこのカードは
自らをその仮面ライダーというものに変えるものだということだ。だが、当初は仮面ライダーになってみようと考えるものは少なかった

ある日突然勝手に仮面ライダーになれと言われ、しかもバトルロワイヤルなどというものに参加させられたと言われて、はいそうですかやりましょう
頑張りましょうということにならないのは当たり前で、二度三度興味本位で変身する事はあってもその力を使ってバトルロワイヤルをやろうという
者は全くいなかった。そのため幻想郷は争いが起きなかったという点で見れば、平和のままだった

だが、その平和を”怪人”が打ち砕いた

人や妖怪、妖精すら襲うその存在は幻想郷の物たちを恐れさせ、力あるものたちは弾幕、それぞれ固有の能力での反撃が通じないという訳の分からなさ
にただ混乱した

しかし、仮面ライダーだけは違った

その拳が怪人を退かせ、その技が怪人を翻弄し、その剣が怪人を切り裂き、その弾丸は怪人を撃ち抜き、その蹴りが怪人を爆散させた



仮面ライダーが怪人から幻想郷を救う術となったのだ



慧音もまた”声”を聞き、仮面ライダーとなった者の一人だった

最初は仮面ライダーとなる事を避けていた。が、怪人に襲われる者たちを少しでも救う事が出来るならばと仮面ライダーとなる事を決意したのだ



慧音「G−3出撃します!」



サイレンを鳴らし、G−3は専用バイク、ガードチェイサーを発進させた






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