4: ◆v5br7sG8sw[sage saga]
2013/01/16(水) 00:02:15.02 ID:26DIOs13o
澪「……やれやれ」
澪ちゃんもまんざらじゃないのかな。言いながら私の頭を撫でてくれてる。
っていうか、こういうことをしてもらえるのはすごく珍しいことのような気がする。
澪ちゃんの中でも主にあずにゃんみたいな後輩にすることだろうし、私が抱きつくとだいたい照れて引き剥がそうとしちゃうしね。
でも、今はそんなことはないみたい。
もちろん二人きりだからっていうのが大きいと思うけど、そうじゃなくてもうちょっと幸せな考え方もできるはず。
恋人同士になったから、っていう風に。
澪ちゃんが私に心を全部許してくれてるんだ、って。そういう風に。
私は、そう思いたい。
だから、言ってみた。
唯「……澪ちゃん、ちゅー、しよっか」
ぴたり、と。澪ちゃんの手が止まった。
ちょっとだけ目をぱちくりさせて、でも私が予想してたよりは恥ずかしがったりとかせずに、澪ちゃんは頷いてくれた。
……ええと。頷いてくれたのはいいけど、どうすればいいのかな。
と、とりあえず聞いてみる…?
唯「私から…して、いい?」
澪「う、うん……」
澪ちゃんが目をつぶる。よかった、なんとかそれっぽい雰囲気になった。
……しょうがないよ、この歳になるまでずっと「澪ちゃんと付き合えたらいいな」って考えているばかりで、そこから先なんて考える余裕なかったんだし。
あずにゃんをして「古風ですね」って言わせるような澪ちゃんも、きっとそうだろうし。
とりあえず、ここからは普通に唇を重ねればいいんだよね…?
……鼻がぶつかりそうだなぁ。ちょっと顔を傾けたほうがいいかな……
……よしっ。ん……
唯「っ、ちゅっ……」
澪「んっ……んちゅ、っ、は……」
唯「っは、ぁ、んぅ……」
……すごく、幸せ。
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