過去ログ - 勇者「この世界を救う価値があるのか……?」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/16(水) 05:23:30.64 ID:D714+SWZo
エターするかもだけどよろしく。
暇なときに即興で適当に書いてみる。

じゃあ始める

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/16(水) 05:29:19.06 ID:D714+SWZo
雷鳴とどろく古城、赤いカーペット、レンガ造りの王の間。

玉座に堂々と佇む色黒の男。
壮健な雰囲気を全身から醸し出している。


3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/16(水) 05:30:01.71 ID:D714+SWZo
何故か半裸にマント、青いジーンズという訳の分からない格好をし、
特に角などはないが、頬杖をついて玉座に座り
不敵に笑うその姿は、なるほど確かに彼こそが魔王だと見る者に納得させるにたる
カリスマを秘めていた。


4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/16(水) 05:33:32.34 ID:D714+SWZo
対して勇者。魔王が男だった場合、最近は女性が勇者をやったりするが
確かに女性と言われても違和感のない、整った顔をしていた。
それに似合わぬ無骨な鎧を着て、その背丈を優に超えるような大剣を両手に持っていた。
何とも理想の勇者像といったところだろうか。

以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/16(水) 05:37:14.75 ID:D714+SWZo
そんな魔王の言葉に勇者も不敵に微笑み、こう答える。
「魔王よ……一つ問いたい」
男性とも女性とも取れるような、そんな中世的な声でそう紡ぐ。
彼――いや彼女だろうか、しかし本当のことは誰にもわからないので
勇者と呼んでおこう。
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/16(水) 05:45:59.72 ID:D714+SWZo

「いやお前勇者ちゃうんかい。勇者がそんなこと言ってどうすんねん」

魔王はおもわず突っ込んだ。突っ込んでしまった。
だがしかしそれも仕方のない事であった。
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/16(水) 05:53:33.17 ID:D714+SWZo

「答えてくれ魔王……私には本当に世界を救う価値があるのか、もうわからないんだ……」

「いや、そんなん言われましてもね? ワイ魔王ですし」

以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/16(水) 06:00:56.12 ID:D714+SWZo

「そんなもんお前、仲間とかと相談してからこいや。何で最終決戦になって言うん? たるんでるんとちゃうんけ」

「仲間……仲間か……フッ」

以下略



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