過去ログ - 勇者「この世界を救う価値があるのか……?」
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/01/16(水) 06:23:32.21 ID:D714+SWZo
「まぁ、そのころには私は自分の特性――
 殺した魔物の力を吸収するというこの生まれついての特性で
 格段に強くなっていたから、一人でもなんとかなったのだがね」

いわゆる一つの経験値というやつだろうか。
さすが直々に王様に謁見を許され、勇者として任命されるだけはある。

「しかしまぁ最初の戦士だけやろ?
 勇者として名がはせてきたら勝手についてくる奴とか出てくるんとちゃうんかい」

相変わらず頬杖をついて玉座に座っているが
すっかり覇気を抜かれてしまい、足を組んで座る魔王。
油断させることが勇者の目的ならば、自分の様子を見て
姿勢を崩すのではと、思いの行動ではあるが――話が本腰に入るにつれ
姿勢だけではなくなってきたのだ。

「そうだな――まぁしばらく一人で行動していたが
 やがて一人の魔術師が私に近づいてきた」

「ほぅ」

「初めはかいがいしく世話を焼いてくれたが、
 やがて閨を共にしろなどと言いだしてきた」

「ほ、ほう……」

「さすがに拒絶したのだが、そうすると今度は
 場所を選ばず頻繁にくっついてくるようになった。
 少し離れてほしいというと、金切声をあげ私に罵声を浴びせるようになった」

「お、おう……」


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