17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/17(木) 00:36:13.47 ID:O0tRlrem0
しばらくして、部屋には静かな寝息が立ち始めた。
わたしは寝返りを打って、隣の少女と向かい合う。
――大丈夫だよ、なずな。わたしはどこにもいかないから。
さっきの言葉がよみがえって、わたしは顔の温度が少し上がるのを感じた。
相手が熟睡していることを確認してから、わたしは言った。
「ずーっと、一緒にいようね。――おやすみ」
静寂に上書きされることのない、言葉。その余韻を感じながら、わたしは目を閉じる。
ひだまり荘の外では、雪はもう止んでいるみたいだった。
20Res/13.70 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。