6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/16(水) 23:32:07.32 ID:Z2MY10hv0
乃莉ちゃんはコンピューターをいじっているところだった。
画面に向かってニコニコしてる。マイク付きのヘッドフォンを付けているから、地元の友達としゃべっているのかな。
なずな「お風呂、出たよ〜……」
控え目に言って、わたしはベッドに座る。
ここからは乃莉ちゃんの後ろ姿がよく見えた。基本的にいつも元気な乃莉ちゃんだけど、地元の友達とインターネット電話をしているときは、いつにも増して楽しそう。笑顔も十二分咲きくらいに広がる。
そんな笑顔を向けられる乃莉ちゃんの友達が、わたしはうらやましかった。
うらやましい、だけじゃない。
砂糖菓子で作った針のような感情が、わたしの心臓をちくちくと刺してきた。
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