過去ログ - かずみ「from Connect to Luminous」
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33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/26(土) 22:41:57.78 ID:rV1mNpfso

  さらりと言ってのけるカオルにかずみはふたたび驚嘆の声を浴びせた。
これは知識としての記憶にも無い常識外の出来事だ。

  しかし、常識外と言っても理解不能というわけではない。

  理解出来る。
あれはそういうものなのだと本能が自分に囁いているのだ。
記憶ではなく、心が憶えているのだろうか。
カオルと共に戦っていた経験が脳からは失われていても心には刻まれているのかもしれない。

  ロマンチックな話だ。しかし有り得ないわけではないはずだ。

  かずみはふと、カオルの言葉を思い出した。

『簡単に説明するけどあたしたちはあれを倒す魔法少女だ』

  あたしたちは、とはかずみと彼女のことを指しているに違いない。
ということはかずみもまた彼女のように非現実的な力を行使することが可能という意味だ。
カオルのように戦う自分を想像してみるも、残念ながらそちらは上手く想像出来なかった。
生半可な知識が自分の想像を邪魔しているのかもしれない。どうしてこちらの知識は失われたままなのだろうか

  かずみは代わりに、別のことを思い出した。

――せめて気を紛らわせるような何かがあれば"という考え。

  それに、魔法少女としての活動は当てはまるかもしれない。

「かずみ?」

  ハッと息を呑む。
目的を失った思考がスピンして脇道に逸れてしまっていた。

「ねえカオル、さっきのはなんなの?」



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