過去ログ - モノクマ「うぷぷ…安価でRPGをしてもらうよ!」苗木「その2!?」
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◆x/rxoIq2T6
[saga]
2013/02/13(水) 22:29:32.90 ID:gFBBFFaF0
サブシナリオ 【狛枝の記憶】
日向「お前は、希望になりたいんじゃないのか?」
昨日の日向クンの言葉を思い出す。
なんというか…彼には何もかもお見通しだな。
彼はただの凡人の筈で。僕が一番見下していたものだったのに。
狛枝「あはは…参ったね。本当に強いなあ、彼は」
そんな彼の言葉だからこそ、縋りたくなってしまう。
その言葉が、真実なのではないかと考えてしまう。
才能なんかなくたって、希望になれる。
幸運のようなゴミみたいな才能でも、輝ける。
狛枝「それが本当なら、どれだけ素晴らしいんだろうね」
──僕は、彼らの手を取ろうと思っていた。
僕ごときが希望になれるなんて、烏滸がましいにも程がある。
けれど、僕が縋りたくなるくらいには、彼らの言葉は真実味を帯びていた。
戦刃「…狛枝先輩」
狛枝「やあ、戦刃さん」
声に振り向くと、戦刃むくろさんがゆらりと立っていた。
この子は本当に読めない。
絶望の一派であるはずなのに、江ノ島を裏切ったり、助けたり…よく分からない人物なんだけど。
上手く使えばとても有能だ。さすが超高校級の才能を持つ人間だよ。少し残念なのがたまにキズなのだけどね。
戦刃「少し、話をしようかと」
狛枝「いいけど、何かあったの?」
戦刃「黒幕は、盾子ちゃんじゃない」
狛枝「うん、それは大分前から分かっていたことだけどね」
戦刃「というより、黒幕のやり方とか、言動とか…全然盾子ちゃんらしくない」
狛枝「……」
戦刃「盾子ちゃんならもっとストレートに、絶望させてくるはず。このモノクマはどこか…回りくどい」
狛枝「それは僕も思ってたんだよね。普段から絶望って言ってる割に、今回は異常なほど彼は話に入ってこない。ずっと監視してるだけ…っていうのは腑に落ちないよ」
戦刃「つまり、盾子ちゃんが黒幕じゃないなら、私が頑張る必要性はあまりない」
狛枝「どうやったらその結論に至るのか小一時間問い詰めたい所なんだけど…それは早計じゃないのかな」
戦刃「早計?」
狛枝「彼女が黒幕じゃないにせよ、ゲームを終わらせないとどうにもならないでしょ」
戦刃「確かにそうね。…ならなぜ苗木君の邪魔を?」
狛枝「…君、それを聞きたいから誘導した?」
戦刃「……違う」
どう見てもそうだった。
まあ、別にそういう理由でなくとも、答えないわけじゃないんだけど。
狛枝「…いや、もう邪魔をする気はないよ。むしろ協力するつもりだね」
戦刃「へっ」
狛枝「これで苗木クンと接する機会も増えるよね!」
戦刃「……!」
狛枝「まあ、舞園さんとか色々とライバルはいるけど、僕は応援してるよ」
戦刃「がんばる…!」
戦刃さんは小さく握り拳を作っていた。
彼女は超高校級の軍人ではあるけれど、他の部分が総じて残念なせいか、他の子より大分無害な印象を受ける。
苗木クンも戦刃さん辺りを選んだら精神的にも肉体的にも安全だと思うんだけどね。
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