25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/01/26(土) 00:06:41.13 ID:wkwyDxXM0
椅子に座りながら白い灰になって
燃えたよ……燃え尽きた。
とか、ぶつぶつ言っている浜面を尻目に麦野は思案する。
自分という人間はおそらく愛というものを知らない。
きっとそれは時間をかけて親や恋人から教わったり学んだりするものなのだろうけれど、
これまで生憎そういった存在は自分とは無縁だった。
知らないが故に知ろうとするのは人間の性だろう。
いつだったか絹旗に連れられて行った映画館で見た男女二人のロマンス劇では四六時中お互いの事に触れてなきゃイヤ!という二人が世界の危機を救うという馬鹿馬鹿しいストーリーだった。
けれど、たぶんそれだってきっとひとつの愛の形だと麦野は思う。
195Res/79.92 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。