過去ログ - ゆるゆるフォークロア
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30: ◆T6URQJJiS6[saga]
2013/02/01(金) 02:16:32.54 ID:LCN19Rtbo

呆れかえる従者たち。
相手にされず飛び交う人魂が作った薄暗がりの中で、不敵に微笑む男はそう宣言をしたのだ。

もっとも、男とて馬鹿ではない。
どれほど待とうとも千の物語を語れるほどに夜が長くなるこどなどあり得ないと知っている。
結局は一年もたてば彼の興味もべつのものへと向かってしまい、男が千の物語を紡ぐことはついぞなかった。

時が過ぎ去り男が年老いた頃には、一連の騒動も彼の与太話の一つに数えられるだけだった。




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