過去ログ - ファイブレッド「放課後ティータイム?」 さわ子「地球戦隊ファイブマン?」
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[saga]
2013/02/08(金) 09:08:01.97 ID:+drJMBu80
さわ子「……昔から不思議な人だって思ってた。友達と遊ぶよりも弟妹を優先させて、休みの日も剣道とか武術ばかり……。友達なんかいらない……そんな感じだったわよね」
あの時の学は必死だった。
小学生ながらもゾーンの恐怖を知り、親の代わりに弟たちを守ろうとしていた。
当然、友達などできなかった。
そんな時、話しかけてくれたのがさわ子だった。
さわ子「……そうか、学君たちがファイブマンだったのか……」
学「さわ子ちゃん、ごめん……。俺達のせいで唯ちゃんたちが」
さわ子「止めて!!」
学の言葉を遮る。
さわ子「謝らないで……学君たちのせいだなんて思ってないし、思いたくないの……だから、謝らないで……」
誰でもいいから八つ当たりが出来れば楽だった。
お前のせいだ、と罵倒が出来れば楽だった。
彼女達は明日のために必死に頑張ってきたのだ。明日は唯達にとっては最後の、梓にとっては先輩達との最後お文化祭なのだ。
なのに、なのに……。
悔しい……。
教師として何もできなかった自分が……。
気づいた時にはさわ子に何かが覆いかぶさっていた。
それは、学の大きな体であった。
学「約束する。彼女達は絶対に助ける。そして、文化祭に間に合わせてみせる。だから、もう自分を責ないで」
さわ子「学君……」
再び涙が溢れ出そうになるのを堪える。
感情が溢れ出しそうになる。
高校に進学して、遠くの学校に行ってしまった学を忘れようとしていたことを……。
音楽にのめり込み、そして、学の事を忘れるために別の男性を好きになったが、自分は……やっぱり……。
あの時、文化祭に誘ったのだって……。
さわ子「約束よ……絶対に、唯ちゃんたちを助けてね」
学「あぁ、分かったよ……」
さわ子「それと……今だけこうさせて……」
学「……」
学の思いは昔から変わってはいなかった。
どうやら彼女の事を大切に思っているらしい……。
だけれども。だからこそ……。
彼女の思いには答えてはならないのだ……。
少なくとも、今はまだ。
学はそれ以上何も言うこと出来なかった。
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