過去ログ - 唯「あれ、当麻君？」上条「えーっと…………どちら様でせうか？」
↓ 1- 覧 板 20
1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/02/09(土) 00:50:27.01 ID:pht6FTtZo
都会すぎず、田舎すぎず、そんな風景が漂うこの街には桜の花びらが程よく散りばめられている。
季節の変わり目でもあり、１つの年度が変わる節目。外から学生達の少し騒々しい声が漏れてくる。

「おねーちゃん！　早くしないと遅れるよー！」

「ご、ごめん、憂！　もうちょっとだからっ！」

ドタドタと走り回る音がする。こんなに慌てるのなら昨日、用意を手伝ってあげるんだった……と、少し悔んだ。

「うぅー！　遅刻しちゃうよー！」

バタバタと、あちらこちらを右往左往している。平沢憂も、その様子を見て、あわあわとただ見る事しかできなかった。

「今日、入学式だからお昼いらないよね？　お弁当は作ってないんだけど……もしかして、必要だった？」

「ううん！　大丈夫！　お昼までには帰って来るから！」

そうして、トントンと、靴を履き、鞄を手に下げ、顔だけを振り返らせ

「行ってきます！」

「うん、行ってらっしゃい」

バタン、と扉が閉まり、見送りの手ぶりを止める。そろそろ自分も準備を始めなければ、少し、時間の余裕があるとはいえ、あまりゆっくりもしてられない。

「私も用意しないと……お姉ちゃん、大丈夫だよね……」

そうして、不安の種を抱えながらも、用意を行うために、自室へと足を運んだ。






禁書×けいおんというよりかは、上条×唯です。
至らぬ所があると思いますが、よろしくお願いします。

SSWiki : ss.vip2ch.com


<<前のレス[*]｜次のレス[#]>>
10Res/3.92 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。

VIPサービス増築中！
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice