61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/02/15(金) 22:58:22.28 ID:707pZsM+0
友 「えええ!?急に止まらないでくださいよ!おわ!?」
ズデン!
友 「痛てて・・・なんかあったんですか師範?」
女師範 「反対の岸の橋のふもとを見てみろ」
友 「え?どうかしたんですか?」
女師範 「大分暗くなってきたからかなり判りにくいが、車が止まっている」
友 「え?あ、ホントだ。あんなとこ車入れたんだな、知らなかった。てかそれがどうかしたんですか?」
女師範 「・・・何かおかしいと思わないか?」
友 「へ?なんか変ですかね?俺には特に異常があるようには思えないけど」
女師範 「こんな時間にあんなところに車だ。工事車両や川の清掃車ならまだそんなにおかしくはないが黒の、しかもあれは多分高級車だぞ」
友 「休憩でもしてるんじゃ」
女師範 「少し走ったらコンビニ等がいくらでもあるのにこんなところで休憩などするものか。それにあの場所、向こうの岸からは全く死角になっている。しかもカーブ地点の場所だから離れても確認しづらい。何かあるかも知れない」
友 「・・・何かとは?」
女師範 「わからん。だから確認してくる」
友 「えぇ!?や、やめましょうよ!カップルがイチャついてるだけかもしれないじゃないですか!」
女師範 「・・・それならそれでけしからんと言ってくる」
友 「ええええ・・・・」
女師範 「仮にカップルだったとしてだ。イチャつくのなら互いの家でもホテルでも行けば良い。こんなとこでそんな行為するのはトラブルの元になる」
友 「そうかも知れないですけど」
女師範 「それに最近このあたりは物騒だからな。注意しすぎるに越したことあるまい」
友 「師範が言う『注意』ってなんか普通の意味じゃないような気がしますね・・・」
女師範 「そんなたいした者じゃないさ私は」
友 「いえ、師範は凄いですよ誰から見ても。でもこの場合警察に言ってお巡りさんに見てもらった方がいいんじゃないですか?」
女師範 「そうか・・・・・・それもそうかも知れないな。そうだな、お前のやり方が一番妥当か・・・。すまないな、『昔』の癖がまだなおってないようだ」
友 「い、いえ!俺の方こそすいません。なんか偉そうでしたね俺」
女師範 「そんなことはない。お前は私が思ってる以上に大人なのかもしれないな」
友 「え」 ドキッ
女師範 「それではとりあえず110番・・・・・・いや・・・・ちょっと待て・・・・」
友 「師範?」
女師範 「シッ!・・・あれは・・・・・・・・・・・・・ハッ!行くぞ!!友!!!」
友 「え!?し、師範!!」
女師範 「車の陰で気付かなかった!迂闊だった!!」
友 「い、一体何が」
女師範 「女の子が囲まれている!!!」
友 「!!!」
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