過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
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113: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/02/25(月) 23:00:52.91 ID:ZyBs/uKZ0

弓と矢が、双剣と噛み合う。そのまま両者ともにらみ合った。紙袋の
空いた穴は昏く、視線はわからない。

「こちらが疲弊したところを狙えば、倒せると思った?」

『何をおいても貴様を消滅させる。そのためなら何でもしてやる!』

怪人は、弓と噛み合う剣の角度を変える。
ほむらの脳裏にさやかのことが思い立つ。だが、刃が射出される
ことはなく、その剣先がほむらの顔を狙うだけだ。
ほむらはすぐさま判断し、怪人を蹴り飛ばす。僅かによろける怪人から
距離を取るとようやく矢をつがえるスキができた。
体勢を立て直す怪人を射抜く。怪人はそれを剣で斬る。だが、矢の強度
や弾性が高かったためか切断には至らず矢じりが怪人の衣服に刺さる。


リボンを捩じって棒状にして硬化させた物を左手に。マスケットの
引き金部分を右手で持つ。

「人質まで取るとは思わなかったわ」

「うるさい! あたしは何があっても、あいつを支えるって……」

気迫をこめて突きだす長槍をマミは両手の武器でなんとか捌く。槍の
長さがマミの動きを封じていた。
だが逆に杏子も動けない。マミがマスケットをいつでも撃てる状態で
もっていることを理解していたからだ。攻撃を止めたらマミの狙撃を
受ける。

「決めたんだぁ!」

槍の穂を使い、石突きを使い、マミの反撃を封じつつ杏子は徐々に
ほむらと怪人の戦場から離れようとしていた。



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