過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
1- 20
126: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/03/02(土) 00:13:15.78 ID:Li+aP/Q90

そのマミに、ほむらは語りかける。

”マミ? 無事?”

”えっ! 暁美さん? 私は無事よ。貴女は?”

”ビルを降りてそちらに向かっているわ。……治療をお願いできる?”

テレパシーでの会話の端々に、ほむらの痛みが感じ取れたマミは、
彼女の傷の深さを知った。交戦する杏子を一度見やり、ついで該当する
ビルを見つけると、その場を静かに立ち去る。
杏子はそれをなんとなく感じ取ったものの、まったく気にせずに戦闘を
続けていた。
槍を振りおろし、仮面が持つ鉄の杖を切り払う。その脇をすり抜け
マミを追いかけようとする三人を、杏子は阻止する。

「おいおい、あたしらが何度てめえらをぶちのめしたと思ってる?」

槍先で一人の足を払い転倒させる。
石突きで突き吹き飛ばす。
槍先を払いのけぞらせる。
その間、杏子は一撃も受けていない。ベテランの彼女の体捌きに
ただの一般市民に毛が生えたような連中は翻弄され続けていた。

「即席で魔法使えるようになったからって!」

槍の柄が強かに仮面を殴りつけ一人を昏倒させる。頭部を殴打された男
は、深く気絶したのか呻き声一つ出さずに倒れ込んだ。

「あたしに勝てると思うなって、何度言わせるのさっ!」

嘲笑さえ含んだ獰猛な雄叫びが、残りの二人を圧倒する。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
543Res/503.64 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice