過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
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168: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/03/16(土) 23:32:05.24 ID:GaSNC7iK0

銃声。硝煙の匂い。死の香り。
杏子は回避するので精いっぱいだった。元々槍しか持っていないため、
遠距離戦闘は苦手だ。また、幻術魔法を使用して分身を作っても、
全部に弾を撃ちこまれたら本体も巻き込まれてしまう。
以下略



169: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/03/16(土) 23:32:35.91 ID:GaSNC7iK0

翌日、ほむらとマミは仁美の屋敷にいた。二人の身を案じた仁美が、
外出を禁じたからだ。それも考えれば当然で、学校なり自宅なりに
仮面党が貼りついていては二人に安息はない。
家人に鍵を預け私物を運んでもらうお願い以外、やることはない。
以下略



170: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/03/16(土) 23:33:15.30 ID:GaSNC7iK0

「暁美さん、そういえば、花言葉の話をしてなかったわね」

「……ジョーカー様が私に投げつけた花ね」

以下略



171: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/03/16(土) 23:34:26.52 ID:GaSNC7iK0

翌日、ほむらのいないクラスに仁美は一人登校した。
仁美はクラスメイトに心配されていた。昨日仮面党や魔法少女の戦いに
巻き込まれたためだ。

以下略



172: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/03/16(土) 23:35:31.71 ID:GaSNC7iK0

その話から、徐々に魔法少女派も声を上げる。仮面党派とほぼ半々と
いったところだろうか。中にはほむらのぶっきらぼうな優しさに触れて
考えを改めた生徒もいた。
一方で、JOKER様の指示を盲信する者もいて、世論や噂は真っ二つ
以下略



173: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/03/16(土) 23:36:08.84 ID:GaSNC7iK0

――昨日未明、風見崎の市街地で銃声が聞こえたという
通報がありました――

――その弾痕から、使われた銃が軍隊に支給されているものに近いこと
以下略



174: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/03/16(土) 23:36:49.13 ID:GaSNC7iK0

ネット上に蠢く噂。

『見滝原には大勢の魔法少女がいるらしい』

以下略



175: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/03/16(土) 23:37:36.09 ID:GaSNC7iK0

授業中の中学校に、物々しい車両が迫る。
機能優先の、くすんだ色はそれだけで新しい平和な町には似つかない
禍々しさを含んでいた。その大きな車体で中学校の敷地を封鎖するころ
になっても、校舎内にいる教師や生徒には気付かれていない。
以下略



176: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/03/16(土) 23:38:19.44 ID:GaSNC7iK0

教師や用務員、生徒たちは体育館に集められた。銃で武装した兵士が
十人ばかり見張りについている。銃を水平に構える威圧感は平和な日本
では体験も想像もできない恐怖だった。

以下略



177: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/03/16(土) 23:38:47.44 ID:GaSNC7iK0

仁美の屋敷が慌ただしくなる。どうにも落ち着かなかったマミは
気になってドアを開ける。そこをちょうど家政婦が通りかかる。
顔をはっきり覚えていないが、昨日はいなかった女性なのだろうか。
やや驚いた顔をしてマミを見るが、すぐに思い当ったらしい。
以下略



178: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/03/16(土) 23:39:25.96 ID:GaSNC7iK0

「本当か! それは!」

見滝原中学校が襲撃を受けてる。その報を杏子と怪人に告げたのは
キュゥべえ自身だ。何とか二人を補足することができた。
以下略



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