過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
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215: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/04/07(日) 21:34:09.82 ID:OTq625Xi0

また、接近戦を行えない事情もあった。

先に双剣を携えた仮面党の魔法少女が挑みかかった。名前は知らないが
杏子も何度か見かけたことのある、経歴の長い魔法少女だ。
彼女は痛覚遮断で強引に接近。槍を自身の腕にワザと刺し固定すると、
反撃を試みた。
だが、その刃は届く寸前に消滅する。杏子の見る間に彼女は魔法少女の
変身が解け、ソウルジェムを落とした。
機械鎧は彼女の体を槍で貫き、まるで昆虫の標本の様に固定する。一方
の一般兵はソウルジェムを奪う。更に別の兵士が彼女を拘束。
その一事始終を杏子は見てしまった。ゆえに交戦を避け距離を取った。
痛覚遮断をできず、痛みに悲鳴を上げる仮面党の魔法少女。

(あの槍に何かある。あれに刺されたらマズイ)

『杏子。あの槍に傷一つ付けられないようにね』

「そうだな。ああなるわけにはいかないからな」

拘束され、手当てもされないまま運ばれる少女。ソウルジェムが手元に
なければ彼女に何の力もない。所謂ゾンビであるため、ソウルジェムが
破壊されなければ命を落とすことはない。だが命があれば無事だという
わけではない。
特に、若い女性であれば。二人でも想像のつく惨たらしい扱いが
ないとはいえないのだ。



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