過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
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301: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/05/12(日) 23:28:02.05 ID:lGf5VtO70

傷がすべて塞がり、行動に支障がないとわかると包帯を取る。力任せに
引きちぎってもよさそうなものだが、丁寧に外すあたり彼女の気性が
見て取れた。
包帯の下はほとんど半裸。その上に病衣を着せられていた。包帯を解き
きると、自分の体の具合を見るべく、あちこちを確認する。体を捩じる
艶めかしいポーズは、それを見る三人の視線を泳がせた。

仁美から融通してもらっていた衣服は血に塗れている。魔法少女の衣装
から元に戻る際、出血が触れ、汚れてしまったためだ。

「さ、行きましょう?」

「え、どこへ?」

「決まってるわ。中学校の時計台よ。そこにいるらしいのだから。
協力するのでしょう?」

さやかと杏子は受け入れてくれことに安堵した。と同時に奇妙なことに
気付いたが、尋ねることはできなかった。

「マミ、今から行くというの?」

ほむらが制する。ややもすると激高しかけてるマミを抑えないと
彼女は持前の正義感であらぬ方向に転がってしまう。今はとくに、
今までないほど怒っていた。

「全裸で?」

いつのまにか立っていたうららが、ため息をつく。廊下で騒ぎを聞き
ドアのそばで待機していたのだ。



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