過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
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313: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/05/19(日) 21:04:06.33 ID:8651lMCs0

ここまで自分の意思を発していないほむらだが、彼女もまた怒りを
持っていた。あのまどかを出汁にされたことが、逆鱗に触れたに
等しいからだ。
だが、逆に感じるのはそれが何らかの罠ではないかということだ。
彼女が特別クレバーだというわけではない。マミの(ほむらを慮り、
生徒たちの死に対する)怒りを目の当たりにして自分が一歩冷静に
慣れたというのが正しい。
それと同時に感じるのは、なぜ、ということ。なぜ自分が狙われる
のか、まどかとかかわりがあるから?

それに、聖槍騎士が言っていた言葉も気にかかる。ほむらを指して
『――んちょうの者』と言っていた。それは……

「さぁ、ほむらさん、行くわよ」

マミに声を掛けられ思考を遮られる。準備ができた三人に近寄り
声をかける。

「あのときのことは今は忘れてあげる。
けれど、すべて許したわけではないわ」

「ああ、それでいい」

『私が先頭に立つ。回復能力もあるし。罠とかの見極めにつかって』

さやかはそれが償いの形だと信じているようで、昨夜からそれを主張
して譲らない。杏子の心配をよそに、だ。



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