過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
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314: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/05/19(日) 21:05:30.16 ID:8651lMCs0

未だ、警備で封鎖されている見滝原中学校。自分たちの学び舎に銃創が
あり、ガラスが砕かれている様子にマミは心を痛めた。さやかも同じで
あったのだろう。サングラス越しの顔が歪む。

「周防さん、その子たちは……」

「実況見分だ」

克哉はにべもない。それで説明は終わりと言わんばかりにすたすたと
歩き去ろうとする。その後ろにコスプレ衣装の美少女達が歩いていく姿
は何とも形容しがたい雰囲気だった。
昨晩ほとんど寝ていないであろう達哉もまたそのあとに続く。
人間にしてはタフだな、と杏子は思った。

そのまま実際には戦場になっていない、つまり実況見分とは無関係な
場所に行く。もうそれが口実であるとは明白ではあったが、
周防刑事たちの自信に満ちた態度や姿勢に口をはさめる制服組は
一人もいない。

そして一行は時計台へ。マミもほむらも立ち入ったことはない。さして
理由がないこともあるが、基本的に立ち入り禁止になっているからだ。

「噂通りなら、ここに何かがあるわけだ」

「そんで、ここから地下にある何かのところに行けるんだね」

「ああ、あいつらが狙っている何かがここにある」

だが、彼らは気付いているだろうか。まるで何かに吸い寄せられる
ように、ここにきていることに。それが奸計だということに。



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