過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
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◆sIpUwZaNZQ
[saga]
2013/08/04(日) 22:35:49.84 ID:IQHsWoUK0
街の住人はパニックになっていた。
空中に浮遊する巨大なモノ。そしてあふれ出す軍隊と、
魔女により行方不明になる人々。見滝原は未曾有の混乱に陥っていた。
公的機関も機能をほとんど停止している。
管内で軍隊が動いていればどうしてもそうなる。ならざるを得ない。
無造作に人々を殺害する軍隊に逃げ惑う人々。かろうじて建物に入っても
入り口をこじ開けられ侵入される。そして、候補生を見定めるとそれを強引に
捕まえ引きずり出す。それに抵抗する大人たちは次々と撃ち殺された。
さすがの女傑の詢子も足が竦み、知久に抱きしめられていた。
それでも気丈にも立とうとする。二児の母親は弱くはないが、今の状況では
どうしようもない。
髪をつかまれ引きずられる女子中学生と、それを無慈悲に行う兵士を、
ただただ怒りに満ちた目でにらみつけるだけだ。
そこに一人の少女がふらりと現れる。兵士が無言でその少女に手を伸ばした。
瞬間、無造作にハンマーで殴打され吹き飛ばされ、詢子のそばに落下する。
首があらぬ方向に曲がっていた。
そして、無言で始まる戦闘。銃弾をものともせず戦うコスプレ少女。溶岩のような
怒りに燃えてただ一人兵士をなぎ倒す。ご丁寧に地に伏した兵士の後頭部を
殴りつけ、地面にめり込ませる。
後続の大人たちが来るまで、地面にハンマーを打ち付けていた。
「もういい! 十分だ! 怪我魔法で治すからじっとしてろ」
「皆さん、無事ですか。これから皆さんを保護し移動させます」
ピアスの彼も案内し、マイクロバスやかき集めたトラックに案内させる。
傷だらけ汚れまみれの住人は不安げにしながらものろのろとついていく。
そんななか、上杉のことに気づいた住人がいた。タレントとしての顔の広さと
その優しげなキャラが皆の興味を引いた形だ。
「あ、あんたブラウン?」
「へへっ、そうだよ。
俺たちについてきてくれ、人が大勢いるところに避難させるからよ」
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