過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
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468: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/08/11(日) 23:13:08.72 ID:BcUHOC+i0
何度目かの特攻を防がれる。最前線のさやかと杏子は満身創痍。
魔力も心もとない。ほむらの見たワルプルギスの夜であれば、ビルをなぎ倒し
それを投げつけてきたりした。今回は周囲にそれらしきものはない。
そのため、直接的な攻撃を繰り出すことはしていたが、連携さえ取れていれば
回避は決して難しくない。
だがこちらにも決め手はない。ましてやまどかに因果の力は絡み付いていない。
地力で倒さなければならない。

「頑丈ね……これだけ直撃させても倒せなかったのは初めてよ」

マミが苦しげに言う。彼女の巨大化させたマスケットをもう十発以上耐え抜いている。
それだけではない。さやかや杏子、ほむらの攻撃も避ける気配はない。
にもかかわらずけたたましい笑い声を上げて漂っているだけだ。
そう、夜は気まぐれに攻撃を仕掛けてくるだけだ。使い魔もあふれ出てくるが
どこか動きに統一性がなく、夜を中心に放射線の動きで街に向かうだけ。
それをほむらが矢で迎撃する。さすがに普通の人間に見えない象のような
使い魔が街で歩こうものならそれだけでパニックになる。

(まどかが守ろうとした世界を、壊させはしない!)

それと同時にうららの隣で不安と恐怖に怯えつつも祈り続けるまどか。
うららには使い魔も魔女も視認できない。だがまどかは使い魔がいない方向に
指示を出し移動している。うららにできることは、そう多くない。
かろうじて南条や克哉からの連絡を待ち、応援の有無を知らせることくらいだろうか。

「皆、死ぬんじゃないよ。教えたいこと、いっぱいあるんだから」

それは、人生の先輩からの祈り。



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