過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
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513: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/09/08(日) 20:49:09.47 ID:dhQ2ZbUF0
――希望を抱くのが間違いだなんて言われたら――

「ほむらちゃんの希望が……間違いなはずない!」

『けれど、そのせいで今どうなっているのかしら?』

――私、そんなのは違うって、何度でもそう言い返せます――

「そんなの絶対違う!」

『言うのは勝手だけれど……』

――きっといつまでも言い張れます――

「何度でも言える! 希望を持つのが間違いだなんて、絶対ない!」

うららが驚いた顔をしている。気弱な外見に反した力強い言葉に好感を持った
形だ。それまで止めていた指を動かし、必死に携帯をかけ続ける。
皆と連絡を取るために、グリーフ・シードを持ってきてもらうために。

そこに、仁美が再び現れた。そして上条に駆け寄る。その瞳には先ほどにはない
力強い光が灯っていた。そして自分のしたことに戦く上条を抱き支える。

「申し訳ありません上条さん。私……」

「あ、志筑さん……」

仁美が思いを告げたにもかかわらず二人は相変わらず苗字で呼び合う。
逆に思いを告げなかったさやかとは、名前で呼び合う。

「あんた、落ち着いたね?」

うららは気づいた。仁美が先ほどの精神状態ではないことに。そして
あの力があればほむらが救える可能性が出てきたことに。

「はい、ご迷惑を……」

「説明してる暇はないんだ!
石でもグリーフ・シードでもいい、かき集めてきてくれない!?」

うららはほとんど叫んでいた。


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