過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
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531: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/09/13(金) 21:42:46.61 ID:rJgssbXg0
まどかは知っていた。数ある宇宙を垣間見る力のある彼女は、見ていた。
だが、あるときからそれが見えなくなった。今まで見えていたものが見えなくなる恐怖。
それに恐慌をきたした彼女を救うため、さやかはほむらをまどかに会わせようとした。
杏子はさやかに会いたい一心でジョーカー様を行った。
だがそれは友達を守ることを心に決めたマミにより失敗した。
そして、ほむらとまどかの願いどおり、まどかもこちらの世界に現れてしまった。

誰が悪いわけではない。皆が一つ一つ掛け違った結果だった。だがそれを最大限
増幅させ利用したのはニャルラトホテプだった。

「そんな! 私がほむらちゃんのことを忘れないといけないの!?」

『……具体的にはそうだ。君と彼女が出会うことが因果の始まりなのだ。
それを断つには、消し去るしかない』

「そ、そんな! 他に方法はないのですか!?」

『き奴の力が強いこの世界ではどうにもならない。
絶望に浸ろうとする人の心が奴の力だ』

魔女があふれるこの世界では、他に方法がないのだという。世界中の
人間の、魔法少女の心が変わらなければ、ニャルラトホテプに克つことは出来ない。
フィレモンはそういうのだ。

『き奴に勝てる人々がいる世界が生まれることを君が願うのだ』

「わかりました……どうやればいいんですか」

『あのUFOのなかで強く思い描くのだ。新しい世界の形を』

あのUFOは、人の無意識層と深く結びついている。それゆえ人の意思が具現化する。
その場で強く願えば、現実を変えることが出来る人の心の力は、因果すら変えて
しまうことができる。
仁美はそれを了承すると、二人を連れてUFOへ転移した。


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