過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
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530: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/09/13(金) 21:41:34.92 ID:rJgssbXg0
茫然自失となるまどか、仁美。そして無力感にさいなまれるうらら。
特に、ほむらに会いたい一心で理を離れた自分への自責の念は大きかった。

「そんな、そんなのって……」

もはや涙も出ないほど心に傷を負い、まどかは崩れ落ちている。

「ヘコんでんじゃないよ。あんたにだって、できることがあるだろ。
あたしはいくよ。まだ軍隊はうろついてるんだ。ぶっ飛ばしてやる!」

うららは振り向きざまに言う。それは彼女を見捨てる動きに見えたが違う。
奮い立たせるためあえて放置したのだ。

「戦うつもりならおいで、武器を取らなくたって戦う方法はいくらでもあるんだよ」

そういってうららは戦場に走り出した。それが自分に出来ることだと信じて。

『ひとつだけ、現実を変える方法がある』

その言葉にまどかと仁美は顔を上げる。フィレモンはQBの姿のまま淡々と
語る。

『き奴が君に目をつけたのは、彼女が転校するあの日からだ』

それはほむらのループの最初、とも言えるだろう。実際のほむらのループは
それより数日前から始まっているが、因果が絡みだしたのはあの日からだ。
まどかが、ほむらの夢を見た日から。

『その一点を消し去れば、新たな宇宙が分岐する。
このような悲劇が起きぬ宇宙が生まれる』

「そのようなことができるのですか。ひょっとして……」

『噂の力に頼らずとも、人の心ではそれが叶う。
元々現実を変える大きな力が君たち人間の心にはあるのだ』


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