過去ログ - ほむら「ジョーカー様呪い、という都市伝説」
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69: ◆sIpUwZaNZQ[saga]
2013/02/19(火) 21:20:54.03 ID:REMLGFyO0

「い、いやよ! そんなの」

「んー、でも、その方が安全だと思うのだけれど」

マミの提案はほむらを唖然とさせた。

「いいじゃない、一緒のお布団で寝ましょう? そうすれば
貴女に何があってもすぐに目が覚めるわ。
リボンで私たちの周りを囲えば完璧だし」

「窓と入口を封鎖すればいいんじゃないの?」

「あ……」

しゅんとするマミ。
そんなマミに罪悪感すら感じる。一度守ろうと思うとマミはお節介とも
取られかねないほどの態度を示す。それが彼女のいいところでもあり、
ほむらが困るところでもある。

「で、でも壁とか天井を突き破ってきたら?」

「そのときはほかの住民が騒ぎ出すわよ」

マミの部屋は一階でも最上階でも、角部屋でもない。

「それに、二人同時に刺されでもしたらおしまいじゃない」

「う……」

また本気でしょげ返るマミ。よく見たら目が潤んでいるようにも
見えた。ほむらは何かいけないことをしているようにも思えた。
ひょっとしたら、マミが寂しいのかもしれない。長年たった一人で
戦っていた彼女は、そういう意味では依頼心というか、依存心が
強いのだろう。

「わかったわよ……私も寂しいしね」

「うん……」

(涙溜めた目で、微笑まないでよ)

ほむらは、その気もないのにドキっとしてしまった。



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