過去ログ - 【安価】京太郎「清澄にチャンピオンが」 照「ただいま」
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9: ◆HrLD.UhKwA[saga]
2013/02/09(土) 23:38:10.25 ID:L5f0BDex0
照ねえと再会してから数カ月後、俺はめでたく清澄高校へと進学していた。

まあ、どうして清澄に進学したのかといえば、家から近いとか、学食のレディースランチが上手いと評判だからとか、色々あるんだけど、

京太郎「照ねえ〜!」

お昼時、橋の下で本を読んでいた年上の幼なじみの姿を見かけて俺は声をかける。

照「……京ちゃん」

わずかにこちらに向けて顔を上げたものの、再び読書に戻る照ねえ。

京太郎「昼飯食った?」

照「……」フルフル

視線を本に落としたまま首を振る照ねえ。

この人は本を読み始めたら飯を食うのも忘れてしまう困った幼なじみなのである。

京太郎「だったら、学食行こうぜ」

照「これ今日、返却日」

京太郎「何読んでるか知らないけど、学食でも読めるぜ?」

照「戦国乱れ咲き〜軍師たちの咆哮〜」ボソッ

あくまでも読み続ける気らしい。

こうなったら非常手段だ。

京太郎「日替わりのレディースランチが、めちゃくちゃうまそうなんだよ」

京太郎「どうしても食べたいんだ。ちゃんとプリンおごるからさ」

俺の言葉にさっきまで本にだけ向けられていた照ねえの視線が動く。

照「……わかった」

次の瞬間には本を閉じて、食堂に向かって歩き出す照ねえ。

うん、わかりやすい幼なじみだ。



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