過去ログ - 老兵や古兵って響きからしてカッコいいよな! というわけでSS書く
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30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/11(月) 17:41:48.40 ID:zd3Kw31so

 祖父がこちらを見ていた。見て、微笑んでいた。
「こんなもの、強さでもなんでもない」
「シッ!」
 疾風のような呼気と共に、大蝮の斬撃が飛んだ。

 ほんの紙一枚の厚さ分、突きつけられた刀の先から後ろに逃れ、放った攻撃だった。
 祖父は一歩退いて、惨殺の範囲から逃れた。

 大蝮は刀を担ぐように構える。
 勢いのまま叩き斬ってしまう腹だろう。
 対して、祖父は脇に刀を垂らした自然体。

(強さではない?)
 相手の攻撃を無効化する読みの鋭さ。
 極めれば勝てぬ相手などいなくなる。



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